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ベー・チェチョルの祈り

「ベー・チェチョルの祈り」

2020年10月25日

音楽プロデューサーの輪嶋東太郎さんがこんな文を書いています。『韓国のテノール歌手ベー・チェチョル。アジアのオペラ史上最高のテノールと称されたが、甲状腺のがんにより人間が声を発するために必要な神経のすべてを切断するという悲劇を経験しながら、人類の歴史上でいまだかつてないような奇跡を体現し、舞台に復帰。多くの人にその歌を通して、愛と祈りを伝えている。演奏会で、必ず歌う前に後ろを向いて短く祈りをささげる彼に、「何を祈っているのか」と尋ねたことがあった。「一音たりとも、自分をひけらかすということがなくなりますように。すべての音を、あなたのために歌う自分でいられるように、私を縛ってください」と神様に祈っている。彼は私にそう答えた。その彼と共に歩く道を与えられた私は、その過程で主に出会い、そして「音楽の最も美しい部分は、耳には聞こえない」という、宝のような気づきを得た。それは、愛や祈りのような、一種の周波数のようなものなのかもしれない。』状況は異なりますが、私も説教の前に同じような祈りを献げます。「どうか、一言たりとも自分をひけらかすことがありませんように。ただ主の栄光のみが輝きますように。」