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聖書の章と節

「聖書の章と節」

2017年11月5日

聖書には「章」「節」の数字がついています。これは世界共通となっていて便利です。この区切りの数字は最初から付いていたのではありません。「章」は13世紀の初めにラントンというカンタベリー大主教が付けたと言われています。「節」はフランスのステファヌスが1546年に出版したギリシア語新約聖書において初めて採用したと言われています。ステファヌスはパリからリヨンへ馬に乗って旅をする途中で、ギリシア語本文に「節」の区切りの数字を書き込んだと言われています。そのため馬上でペンがずれたのか、「節」の区分が内容的に不適切になされているところもあると言われています。例えば最も短い「節」はヨハネ福音書11章35節の「イエスは涙を流された」で、ギリシア語でわずか3語しかありません(英語では2語)。逆に最も長い節はそのすぐ近くのヨハネ福音書11章31節で、ギリシア語で32語もあり、あまりにバランスを失しています。ところで日本語聖書ではギリシア語と文法構造が異なるため、翻訳において「節」の数字を原文通りに順にたどることが難しい箇所もあります。そこで例えばローマ書2章19~20節の様に2節分をまとめて訳さざるを得ない場合も出てきています。