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まことの愛に基づく批判

「まことの愛に基づく批判」

2017年11月19日

ニューヨークの地下鉄の車内に一人の男性と数人の子どもが乗り込んできました。子どもたちは大声で叫んだり、物を投げたり、走り回ったりしました。それを見て電車に乗っている人は皆、いらいらしました。ある人が、たまりかねて父親に言いました。「もう少しおとなしくするようにお子さんたちを叱ってください。」その父親は申し訳なさそうに答えました。「何とかしなければと思っているのですが、どうしたら良いか分かりません。実は1時間ほど前に私の妻、あの子たちの母親が死んでしまいました。私もあの子たちもどうしたら良いか分からずにいるのです。」その人は父親を批判することを止めて、むしろ彼に同情し彼を慰めようとしました。私たちは他人の行動や言葉が気になって「正してあげなくては」という思いで批判します。聖書には「あらわな戒めは、隠された愛にまさる」(箴言27:5)という御言葉もあります。しかしその場合でも相手の人が置かれている状況を十分に理解し、愛に基づいて、また祈りをもって批判しなければならないと思わされています。切り捨てるのではなく助け上げるために、壊すためではなく建て上げるために語る者になりたいと願っています。