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貧しい人々に仕えた一生

「貧しい人々に仕えた一生」

2017年12月17日

核廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞し、広島で被爆したサーロ節子さんが授賞式で力強いスピーチをしました。ノーベル平和賞で想い起すのは賀川豊彦のことです。賀川は1954年から56年まで、3年連続でノーベル平和賞の候補になりました。これより先1947年・48年に、2年連続でノーベル文学賞の候補にもなっています。敗戦後、賀川は「日本は豊かになる。しかし日本人の心は貧しくなるであろう」と言いました。賀川が召天してから57年。今の日本は賀川が言った通りになっています。もし賀川がこの現実を見たらなんと言うでしょうか。賀川の多岐に亘る働きの根底には「神の国」を地上に実現したいという強い意志がありました。いつも「キリストならどうなさっただろう」という問いかけがあったのです。「日本の貧しい人々に一生仕えて死にたい」との言葉通り、賀川は勇敢に戦い71年の地上の生涯を終えて天に召されていきました。晩年は「教会を強くしてください。日本を救ってください。世界に平和を来たらせてください。主によってアーメン」とよく祈っていたと伝えられています。ノーベル平和賞、文学賞の授賞式に際して、この偉大な信仰の先輩を想い起しています。