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天国と地獄の長いスプーン

「天国と地獄の長いスプーン」

2018年1月28日

ある時一人の男が地獄を覗いて見ました。すると予想とは大違いでテーブルの上にはおいしそうなご馳走がいっぱい!ところが人々はガリガリに痩せて、互いを罵り合っていました。よく見ると、彼らは椅子に片腕を縛られ、もう一つの手には腕よりも長い柄のスプーンが括りつけられていたのです。それで目の前にご馳走が並んでいても、スプーンを自分の口に持っていくことがでなかったのです。そこで今度は天国を覗いて見ました。すると天国でも人々の腕は椅子に縛られ、片手には同じ長いスプーンがくくりつけられていたのです。ところが不思議なことに、人々は飢えてはいませんでした。皆、和気あいあいと食事をしています。人々は長いスプーンで互いに食べさせていたのです。自分の口には持っていけなくても、誰かに食べさせてあげることはできるのです。自分の必要だけを考えていた人たちは、結局何も得られず、互いに助け合うことを決めた人たちは、豊かに満たされていたのです。聖書にこういう言葉があります。「ばらまいても、なお富む人があり、正当な支払いを惜しんでも、かえって乏しくなる者がある。おおらかな人は肥え、人を潤す者は自分も潤される。」(箴言11:24~25)