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受けることで与える

「受けることで与える」

2018年7月1日

青山学院大学宗教部長塩谷直也師の文章から引用します。『教誨師をしている僧侶がアルコール依存症になった。死刑囚の更生の手助けをしても結局は絞首刑になる。彼はその現実に翻弄され、苦悩したのである。治療のために病院に通い、その後で死刑囚との面談を続けていた。仏の道を説く自分がアルコールで苦しんでいるなどとは、とても言えないと思っていたが、ある時、思わず「実はアルコール依存症で病んでいる」と漏らしてしまった。すると死刑囚の態度が変わった。「よく分かる」と共感し、「お坊さん、頑張れ」と励ましてくれる死刑囚が現れた。僧侶は気付いた。今までは自分が援助を与え、死刑囚はそれを受けるという一方向の関係であった。その時には本当の死刑囚の苦しみに寄り添えなかった。しかし自らの弱さに気付いた今、初めて隔ての壁が消えた。主イエスも子どもからパン五つと魚二匹を受け、それを人々に分け与えた。お互いに受け、そして与える交わりの中で、私たちは生かされるのだ。』茅ヶ崎恵泉教会においてもお互いに受け、そして与える交わりが実現しますように。そのために、兄弟姉妹が神様に心を注ぎ出して、お互いに祈り合う群れとなりますように。