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受け入れることの大切さ

「受け入れることの大切さ」

2018年10月7日

「主よ、私たちに、変えることのできないものを受けいれる冷静さを与えたまえ。変えることのできるものを、変える勇気を与えたまえ。そして両者を識別する知恵を与えたまえ」。これは有名なラインホルト・ニーバーの祈りです。この祈りを日本に紹介した大木英夫先生は原文の順序を逆にして「変えることのできるものを変える勇気を与えたまえ」という言葉を先に置いて翻訳しました。その理由として、日本人は諦めるのが得意だから挑戦する勇気を初めに持ってきた、と言われたそうです。なるほどなぁ、と思います。しかし、開いた心で受け入れることは、挑戦すること以上に難しく、また大切なのではないか、とも思わされます。藤木正三牧師はこう言っています。「開いた心は神を受け入れて信仰となり、隣人を受け入れて愛となり、自分を受け入れて望となるのです」。信仰・希望・愛は、いずれも受け入れることによるのだというのです。愛することは難しいと言われています。しかしそれ以上に難しいのは、愛されていることに気づき、その愛を受け入れることではないでしょうか。まず神様の愛を受け入れることがなければ、その愛を隣人に分け与えることはできないのですから。