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一番遠く感じる人

「一番遠く感じる人」

2018年11月18日

ある婦人牧師がCCC(キリスト教カウンセリングセンター)の講座を受講しました。10人ずつのグループに分かれての学びを何回か続けた後、講師がこんな課題を出しました。「このグループの中で、一番近く感じる人と、一番遠く感じる人をそれぞれ書いてください」。この婦人牧師はいつも皆のことを思って色々と気を使っていました。ですから10人中7~8人が、自分のことを「一番近くに感じる人」に選んでくれるだろうと思っていました。ところが結果は全く逆でした。次に講師がその理由を尋ねました。すると意外な答えが返ってきました。一番遠く感じる理由、それは「いつもニコニコしている」、「いつも冷静だ」、「いつもまとめ役になる」、「良い人過ぎる」ということでした。これらは本来ほめ言葉です。でもこれらが遠く感じる理由なのです。要するに「立派過ぎる」というのです。私たちは立派でなくても良いのです。欠けをさらけ出しても良いのです。なぜなら欠けがあるから、人は近づくことができるからです。教会はお互いが安心して欠けをさらけ出せる場である筈です。神様の前では誰もが欠けだらけであり、神様がその欠けを補ってくださることを知っているからです。