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新しい聖書ー訳語の変更(その2)

「新しい聖書ー訳語の変更(その2)」

2019年3月10日

新しい聖書における訳語の変更は沢山ありますが、特筆すべき箇所のみをいくつかご紹介します。ヨハネによる福音書の最後の21章で、主イエスはペトロに「私を愛しているか」と三度尋ねられています。しかし初めの二回は神様の愛アガペーの動詞形のアガパオー、三回目は人間の友情などのフィリアの動詞形のフィレオーと、言葉が違っています。従来はその違いを表していませんでした。新しい聖書では三回目のフィレオーを「慕う」と訳して違いを表しています。「三度目にイエスは言われた。『ヨハネの子シモン、私を慕っているか。』」17節はこのように訳されています。次にヨハネによる福音書13章12節、「さて、イエスは、弟子たちの足を洗ってしまうと、上着を着て、再び席について言われた」。ここにある「席に着く」という言葉の原語は「横たわる」という意味です。当時の食事は横臥して取ったからです。「席」と訳すとテーブルの椅子に着くようなイメージになるので、新しい聖書では当時の文化を伝えるために「横たわる」という意味を残しています。「こうしてイエスは弟子たちの足を洗うと、上着を着て、再び横になって言われた。」新しい聖書ではこう訳されています。