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母の願い、妻の願い

「母の願い、妻の願い」

2019年5月12日

一人息子が父親と大喧嘩して家出をしました。母親は息子に戻るように働きかけましたが息子は「お父さんが謝らなければ僕は家には戻らない」と言い続けました。母親は心を痛め体調をすっかり崩してしまいました。そして死を間近に控えるようになりました。そんな妻のために何かしたいと願う夫に彼女は言いました。「あなたの名前で息子を呼んで下さい。赦していると書いてあげて下さい」。しかし夫は妻の名で手紙を出すのが精一杯でした。手紙を読んで驚いた息子が家に戻って来ましたが、父親は彼を迎えず別の部屋に籠っていました。母親は息子に言いました。「あなたの方から謝ったら解決します」。しかし息子は断固拒否します。彼女は枕元に二人を呼びました。そして右の手で夫の手を取り、左の手で息子の手を取り和解させようとしました。それでも二人は仲直りしません。彼女はとうとう和解を見届けることなく息を引き取りました。夫は心から後悔しました。「わしが悪かった」。そして息子を抱きしめたのです。彼は和解のために命を使い切った妻の姿に打たれたのです。人間関係のひずみを修復するには誰かの仲介が必要です。その完全で永遠の仲介者こそ主イエスなのです。