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まことの希望をもって

「まことの希望をもって」

2020年1月5日

新しい年の初め、私たちは新たな希望に満たされます。一人一人に異なった希望があることと思います。しかし、大江健三郎さんは希望についてこのようなことを書いています。「希望というのは、もともとあるものとも言えない。無いものとも言えない。地上の道のようなものだ。地上にはもともと道はない。歩く人が多くなればそれが道になる。人が歩くことで道ができるように、私たちが希望を持つことから希望は生まれる。だから、私たちは希望を持たなければならないのだ。」大江さんの言うように、まず私たちが確かな希望を持つことから、希望が生まれてくるのであれば、私たちはその希望の根拠をどこに求めればよいのでしょうか。この世の現実は、絶望的ともいえるような閉塞感に満ちています。ですから私たちの希望の根拠は、この世の現実を超えたところにある筈です。この世の現実の背後にあって、歴史を支配され、歴史を真に動かしておられるお方がおられます。そのお方が、私たちのために、将来と希望を与える平和のご計画を立ててくださっています(エレミヤ書29:11)。そのお方を信じることによる希望は、私たちを欺くことはないのです(ローマの信徒への手紙5:5)。