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言葉の定義

「言葉の定義」

2020年7月5日

以前、アメリカのある新聞で言葉の定義のコンテストがありました。選ばれた定義の中には「なるほどなぁ」と思うようなものが多くありました。例えばお金とは、「天国以外のすべての所に連れて行き、幸せ以外のすべてのものを買うことができる手段」だそうです。友だちとは、「全世界があなたから離れて行った時、一人駆け寄ってくれる人のこと」だそうです。では、愛とは一体何でしょうか。選ばれた定義の一つは、「あなたの存在を喜ぶこと」だそうです。これは聖書が伝える神様の愛にかなり近い定義だと思います。一般に人間は、相手の人の持っている財産や、容姿の美しさや、才能を喜ぶことができます。しかし、相手が無一文になり、年老いてその人の美しさも枯れ果てて、寝たきりになり何も貢献できなくなった時、どうなるでしょうか。「私にとってあなたはもう何の価値がない。もうあなたには用はない」と言って、離れ去ってしまう人もいるかも知れません。本当の愛は、その人の持ち物ではなく、どんな時も、その人の存在そのものを喜ぶ心です。「私の目にはあなたは高価で尊い。あなたは私の自慢の人です」と言える心です。神様の愛は、まさにそのような愛なのです。