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小さな声で賛美する愛の心

「小さな声で賛美する愛の心」

2020年8月23日

イザヤ書42章から示されたことがあります。イザヤ書42章1節~3節はこう語っています。「見よ、わたしの僕、わたしが支える者を。わたしが選び、喜び迎える者を。…彼は叫ばず、呼ばわらず、声を巷に響かせない。傷ついた葦を折ることなく、暗くなってゆく灯心を消すことなく…」ここで語られている主の僕は、叫ばず、呼ばわらず、声を上げません。なぜでしょうか。それは、大きな声を出して、消えかかっている灯心を消してしまわないためです。弱い人を守るためです。大きな声を抑える。それは愛の行為なのです。私たちは、今、礼拝において大きな声で賛美することを控えています。大きな声で賛美するのは茅ヶ崎恵泉教会の特色でした。しかし今は、それを控えて、小さな声で賛美しています。私たちの心の中には、「なぜ主の恵みに応えて、力いっぱい賛美出来ないのか」という残念な思いがあると思います。しかし、今この時に、主が選び、喜び迎える僕は、灯心を消さないために大きな声を我慢する愛の人なのです。今、私たちは、隣人のために大きな声を控えて小さな声で賛美することを求められています。イザヤ書42章が語る主の僕の姿に倣うことが求められているのです。