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癒すに時がある

「癒すに時がある」

2020年11月15日

ジョー・バイデンアメリカ次期大統領は、当選確実になった後の初めての演説で、分断されたアメリを再統合する必要性を力説し多くの共感を呼びました。南北戦争以来最大と言われたアメリカ社会の分断。それをどのように修復し一つとするか。バイデン次期大統領に課せられた大きな課題です。バイデン次期大統領は「もはやブルー・ステート(民主党を支持する州)も、レッド・ステート(共和党を支持する州)もない。あるのはユナイテッド・ステート(合衆国)だけであるべきだ」と強調して喝采を浴びました。同様の言葉は、かつてオバマ大統領も演説の中で語っていた言葉でした。更に、バイデン次期大統領は演説の中で、旧約聖書コヘレトの言葉3章1~3節を引用しました。『何事にも時があり/天の下の出来事にはすべて定められた時がある。生まれる時、死ぬ時/植える時、植えたものを抜く時/殺す時、癒す時/破壊する時、建てる時』。この御言葉の中の『癒す時がある』という言葉を特に取り上げて「今は、分断の痛みを癒す時である」と語りました。教会も時として、意見の相違から分断の痛みを経験することがあります。しかし主は、必ず癒す時を与えてくださいます。