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信じて祈ることの大切さ

「信じて祈ることの大切さ」

2020年12月27日

アメリカらしいジョークをご紹介します。ある町で一人の男が酒場の建設を計画しました。ところがその場所が教会の真向かいです。教会は反対運動を起こしましたが、男は無視して工事を進めました。教会員は「どうか酒場建築を止めさせて下さい」と熱心に祈りましたが酒場は完成してしまいました。ところが開店の前夜に、完成したばかりの酒場に雷が落ちて建物が燃えてしまったのです。酒場の主人は裁判を起こしました。「教会の祈りが雷を起こして8千万円の損害を出した」として損害賠償を求めたのです。裁判の場で教会側の弁護士は「とりなしの祈り」の成果についてはなんら現実的な根拠はない、というある大学教授の論文を提出して対抗しました。これは何とも皮肉な光景です。酒場の店主は「祈りは神の手を動かす」と主張して損害賠償を起こし、教会は「祈りは神を動かすことなどあり得ない」と反論しているかのように聞こえます。これは勿論ジョークですが考えさせられる話です。祈りという信仰上の霊的な事柄を、この世の事件を裁く裁判に持ち込むこと自体が間違っているのです。ともあれ、私たちは祈りに応えて下さる神様の御力を信じ抜く教会でありたいと思います。