東側壁面は綺麗にタイル張りがおわっています。南側は作業中で30cm巾のタイルプレートをグレーのモルタルに作業員が貼り付けて加工していました。一方、内部工事の方は先日の見学時からあまり進んでいない模様です。各部屋には壁材が積み込まれ、今後内装の準備に入っているのでしょうか。

 

今日は午後、ライル社のウィリアムさんレーミットさんが帰られ、調律を担当する技師のアラートさんがすでにオルガン調律作業を行っていました。建築中の礼拝堂1階から見上げると金属のパイプが磨かれ、輝いた新品の様なパイプオルガンを見ることができます。(写真下左)1階にあったオルガンが新会堂2階に移設され、今までとはまた違ったフォルムに見えます。柏先生のお話におよれば、オルガンは床下とボルトで頑丈に固定され、後方の部分も壁、梁と直接接続されているとのことでした。(写真下右)今日の調整には教会員のオルガニスト外山姉も加わり、音だしを何度も行っていました。音色はいままで以上にホールに響きます。讃美歌の一節をチューニングのために演奏していましたが、響きが良く、今後の礼拝やコンサートがとても楽しみです。

頭にヘッドライトをつけたライル社アラートさんが電子チューナー機器を使いながら1つ1つ音を調整していました。オルガンはスコットランドのバグパイプと親戚なんでしょうか?そっくりな音も出していました。オルガン後部にはパイプが組み込まれていましたが、まだ、細いパイプが入っていませんでした。(写真下左)

今日は、工事中の新会堂に移設したオルガン本体に上部の部品を組み付けていました。礼拝堂は1階下から声を出すと全体に響きます。音響が良く、マイクなしでも発声した音が全体に伝わる感覚がありました。礼拝だけでなくコンサートなどにも心地よい響きが与えられそうです。働き者のウィリアムさんレーミットさんは黙々と組み立て作業を行っていました。

 

雨が心配される曇りがちの天気の中、パイプオルガンを建設中の新会堂2階へ移設しました。作業には楽器を運搬することに定評のある山九運輸さんがあたりました。ライル社のウィリアムさんレーミットさん、設計士の三村さん、建築会社の担当者、牧師夫妻、教会員の有志も参加して一大イベントといったところでしょうか。昨日から教会には小型フォークリフトが導入されていて長年置かれていた旧会堂から、新会堂2階へとスムーズに運搬され2階へは金属パイプを明日に残し外枠、木管パイプ部品全て運びこまれました。

国宝を関西から東京国立博物館へ運んだドキュメントを見たことがありましたが、私達のパイプオルガンもそれぐらい慎重に運搬されていました。2階の作りも堅固で丈夫に設計施工されています。「象が乗っても大丈夫」。

フォークリフトは3m上に持ち上げることができるそうです。移動範囲は事前にプレートを床にひいて可動を制限していました。レーザー光線を使って水平なのか、位置ぎめも専門的に行っていました。

ライルさんも設計士三村さんも新栄さんも真剣でした。柏先生は通訳と専門技師としても大活躍。本日はコーヒーブレイク後、ウィリアムさんレーミットさん、教会員、オルガニストなど有志で本体上部、木管パイプなど金属パイプをのぞくほとんどの部品を手渡しリレーで新会堂2階へと運びこみました。皆さん明日、明後日は筋肉痛かもしれませんね。無事怪我無く移設は終わりました。ご奉仕本当にありがとうございました。柏先生、今日はゆっくりお休みください。

 

19日にオランダライル社技師ウィリアムさんレーミットさんが来日され、早速、パイプオルガンの分解がはじめられました。ポンプも入った本体は上下に分割、人の背丈ほどあるすず合金のパイプ、木管パイプ、ペダルなど様々なパーツに分解されました。毎朝の8時から夕方おそくまで一つ一つ点検。並べられ、メンテナンスが行われました。24日の主日礼拝はいつもの場所にオルガンはありませんでしたが、無事行えました。これからはしばらくリードオルガンで礼拝です。懐かしい教会学校の礼拝や24の瞳の分校の音色が聞こえてきそうです。これもまた良しです。

メンテナンス前は鍵盤とパイプを繋いでいる弦を支えている台が黒くボロボロになっていたので(写真下左)白玉のような新しい台に取り替えました。ちなみに、赤い数字の入った木の上部にほこりが1つ入っただけでも音が出なかったとか・・・(写真下右)パイプオルガンはやはり伝統の楽器です。ただ者ではないです。

25日に新会堂2階へ移動する為の小型フォークリフトが工事中の新会堂に準備されました。小型といっても入口から入るかどうか心配されましたが無事通ることができました。柏先生、胸どきどきで胸をなで下ろされたとか。

 

教会礼拝堂は「凄いことに」なっていました。昨日来日された2人の技師、池田兄によってパイプオルガンはほとんど個々の部品に解体。礼拝堂の前後左右に置かれていました。池田兄は解体にあたって朝から一緒に奉仕されたそうです。感謝です。「誰がこんな楽器を作った!?・・・それは2000年近く前だ!」とのオランダ語の声あがったとか?解体されたオルガンは機織り(はたおり)機や、からくり人形、ゼンマイ仕掛けの複雑な時計を高度に組み合わせたような精密緻密な楽器でした。よくここまで作り上げたものです。24日の礼拝は皆さんオルガン部品とご挨拶です。

午後には、柏先生、三村設計士のご案内で、運搬業者さん、ライル社技師の方々を交えて移設の打ち合わせが行われました。音楽関係専門の運搬屋さんはメジャーを広げオルガンが置かれる場所を幾度と確認し、入口からの動線を検討していました。ライル社の技師お2人も先生の通訳をもとに新会堂の設置場所を確認。明日からの部品調整、移設作業を考えていた様子です。新会堂工事自体は昨日につづき外壁のタイル張りと玄関スロープのコンクリート打ちが行われていました。

写真下左は、タイルプレートパネルを設置場所に合わせカット、貼り付け工事です。写真右は玄関スロープコンクリート打ちです。25日のオルガン移設では3メートル持ち上げ可能なフォークリフトがここから入ります。

 

青空をドラえもんブルーと近頃言う人がいます。今日の空はドラえもんの後ろ姿を見ているようでした。今日はオランダライル社のオルガン技師のお2人がオルガン移設の下見を行いました。しばらくは茅ヶ崎駅近くのホテルに宿泊して作業にあたります。正式には25日にパイプオルガンを工事中の新会堂2階に移設する予定です。どのように、オルガンを分解して移動するのかは一大イベントといったところ、実に興味深いです。その過程は後日また報告します。

新会堂の工事状況としては、タイル貼りが始まったところです。細い焼き物のタイルは会堂建築上部より貼っている様子がわかります。壁面全面ですからかなり大変な作業です。

写真左下の細長い部材が壁面に貼るタイル。段ボール詰めされたタイルが山積みされています。

写真下は会堂入口です。上部は明かり取りの三角形のガラスがはめ込まれていました。

今年は建築中の為、秋のバザーを恵泉教会で行えませんでした。しかし、日本基督教団藤沢教会のご厚意でバザー出店が可能となりました。長机1台程のスペースで、今日は当該教会のバサーに参加させて頂きました。収益も会堂建築の為に献金を全て捧げることができ、バザー委員会のメンバーと教会員ご奉仕の計9名が10時から1時30分までバザーに出店させて頂きました。藤沢教会のバザーでは視覚障害者の方と盲導犬のお話しがあり、私達に視覚障害者の方々がどれほどの困難を抱えていらっしゃるのか、また訓練された「盲導犬」が素晴らしい働きをしているのかを教えて頂きました。(ラブラドールのワンちゃんが飼い主を見る「眼(まなこ)」は愛らしく参加者一同感動でした)同じ信仰をもつ教会との交わりは爽やかで有意義な時間となりました。

藤沢駅南口から5分。会場となった日本基督教団藤沢教会・藤沢みくに幼稚園(写真下)

恵泉教会ブースを長机2程のスペースで参加。新会堂趣意書も掲示。(写真下)

クリスマスリース、クッキー、マドレーヌ、ホワイトボール、バターナッツなど出品(写真下)

礼拝堂一杯に入場者が入りました。クリスマスリースは特に人気でした。(写真下)

手芸品と池田ご夫婦のご協力もありました。視覚障害者の方のスピーチと盲導犬(写真下)

 

 

 

私達の教会にはパイプオルガンがあります。1998年に完成したオルガンで、オランダのライル兄弟社製です。もともとパイプオルガンは繊細な楽器ですから現在の1階から新築会堂の2階への移設は一般の引っ越し屋さんに運んで頂く訳にはいきません。楽器専門の運送屋さんをはじめ、製作者のライル社に来て頂き、専門の技師に移設してもらわなければなりません。今日、移設に関するライル社の専用工具の搬入を行いました。すでに京王多摩センター恵泉学園大学に置いてあるパイプを立てる工具を11月25日に移設工事をする為に運び入れました。ライル社との準備、手配など、恵泉女学園大学には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

現在使用している1階礼拝堂のパイプオルガンと鍵盤(写真下)

京王多摩センターにある美しい恵泉女学園大学キャンパス(写真下)

工具の運搬はレンタカーで教会員が運びました。お疲れ様でした。(写真下は関本先生と建築委員長)

各種のオルガンパイプを立てる専用工具(写真下左は現在礼拝堂に置かれた工具)

 

 

《オルガン仕様 》

Ⅰ     Praestant      8’

Holpijp               8’

Fluit           4’

Octaaf                     2’

Mixtuur          Ⅱ- Ⅲ

Dulciaan                8’

Ⅱ          Holpijp            8’

Praestant               4’

Sesquialter        Ⅱ

Pedal Subbas      16’

Tremulant

Koppel        Ⅱ/Ⅰ、Ι/P、 Ⅱ/P

製   作      ライル兄弟社 (オランダ)

完成日      1998年2月

 

会堂建築委員会は月2回程旧礼拝堂で開きます。建築士の三村さんと様々な話し合いを行い、建材の色、材質など様々な課題を議題として進められています。今日はアドバイザーを交えて話し合いました。会議終了後は建築状況を確認の為見学を行いました。

教会の入り口頭上に掲げられる十字架(写真下)はアクリル板で加工され、LEDで夜間照明が付く予定との説明でした。街頭、入り口照明、掲示板照明などの点灯時間も検討しました。

礼拝の壁は珪藻土風フラットホワイトです(写真左下)入り口タイルは写真右下7677)です。

本日の見学では階段ができていました。しっかりした作りで、年配者の方々にも負担が少なく作られています。

2階のオルガンの位置も確認しました。2階からは礼拝堂の会衆席を上から見渡すことができましす。

1階の礼拝堂の中から2階を見ることができました。窓の外の風景はどうでしょう。

 

 

 

11月になり教会内では9日に行われる藤沢教会バザー出店のためのクリスマスリースが作られていました。建築状況としては西側壁面にモルタルが塗られ、今後壁面になる白(ライトグレー)のタイルを貼る準備ができていました。来週までには南面、東面、北面のモルタルが塗られる予定です。