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感謝できる恵み

「感謝できる恵み」

2021年6月20日

中国で宣教師として働いていたヘンリー・フロストは、様々な困難が重なって、神の恵みが何かということが分からなくなっていました。悲しみと憂いが彼の心を支配し、苦しい毎日を送っていたとき、一枚の額に記された言葉が彼の目に飛び込んで来ました。そこには「試しに感謝してみなさい」という言葉が記されていたのです。その言葉に捉えられた彼は感謝すべきことを数え上げ、胸が熱くなり、ひざまずいて祈りました。すると彼の心に光が差し込み、それまで彼の心を支配していた闇が消え去って、重かった心は軽くなるという経験をしました。感謝することは、心に方向転換をもたらすのです。今朝の説教で紹介した林竹治郎画伯の名画「朝の祈り」の絵の中で、母の膝に伏して祈っている三歳の男の子が描かれています。この子は後にハンセン病患者救済のために命を献げた林文雄医師です。彼は、36歳の誕生日に父に手紙を送り「私が今日まで両親から受けたすべてのことに感謝します。しかし、何よりもお父さんが聖書を私に与えられたこと、そしてキリストの教えに導いてくれたことを感謝せずにはおれません」と書きました。このような感謝ができるとは何という幸いでしょうか。