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寄り添う力

「寄り添う力」

2021年11月7日

「支える」と「寄り添う」はどう違うのでしょうか。「支える」は、「下支え」という言葉があるように、下からという感じを受けます。けれども「寄り添う」には横からのイメージがあります。また「支える」には、支えなかったらこの人は落ちてしまうという気持ちがあります。しかし「寄り添う」には相手の力を信じるという気持ちがあります。片柳弘史神父がこう言っています。「相手のために、答えを見つけてあげることはできません。私たちにできるのは、本人が自分で答えを見つけられるまで、その人に寄り添うこと。寄り添う誰かのぬくもりが、あらゆる困難を乗り越え、答えを探し続けるための力になるのです。」ある時、最も愛情深い子どもを選ぶコンクールが開かれました。優勝したのは4才の男の子でした。その子の家の隣には最近妻を亡くしたあるお年寄りが住んでいました。子どもは泣いている男を見て、その男の家の中庭に入り彼の膝の上に座りました。彼のママが「その人を慰めるために何をしたの」と聞くと、その子は答えた。「なんにも。ただ、泣くのを手伝っただけだよ。」何かをしてあげるのではなく、寄り添う力こそが、どんな方法よりも力強い助けなのです。